2012/09/08

Science誌への論説掲載

論説「Rebuilding Public Trust in Science for Policy-Making」がScience誌9月7日号に掲載された。


Tateo Arimoto and Yasushi Sato, "Rebuilding Public Trust in Science for Policy-Making," Science 337 (7 September 2012), pp. 1176-1177.

本論説は、日本において、科学と政治・行政とをつなぐより有効なシステムが明らかに必要とされていることを述べたうえで、そうしたシステムの構築に資するものとして、政策形成・実施における科学と政府の行動規範ともいうべきものを確立することの必要性を指摘したものである。

日本では、東日本大震災および東京電力福島第一原発事故以来、政府および科学者コミュニティーの役割と責任に関する議論が盛んに行われるようになった。

海外では、科学と政治・行政との間に適切な関係を構築するための取組みが最近15年ほどの間に進められてきた。

そうした海外の動きもにらみつつ、日本でも政府、日本学術会議、学会等の連携の下で必要な取組を進めるべきであることを本論説では主張している。

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